わたしたちの想い

2.せとのはじまり

地域の自然の恵みから生まれる
エシカル・ハーブの仲間たち

 「せとうちT&Kハーブ」は、株式会社香寺ハーブ・ガーデン(姫路市)と株式会社リム・ジャパン(広島市)による小さなニッポンを地域の豊かな自然を活用して元気にしようと進めているブランドです。
 香寺ハーブ・ガーデンは、兵庫県姫路市の山間部で、40年ほど前から農薬や除草剤を使用せず自然に近い状態でハーブ(草木)を育て、栽培から収穫、成分の抽出・分析・研究まで自社で行い、高い抽出技術や調合技術によりさまざまなハーブ製品の製造を行っています。
 リム・ジャパンは、日本の自然を活用し、地域を元気にする取り組みを推進しています。
私たちが大切にしているのは、「人と社会、地球環境や地域のこと」を考えながら「地域の豊かな自然・ハーブ(草木)」を使って、地域・ニッポンを応援することです。

◎豊かな自然を壊さず、素材として最大限に活用し、環境、森林資源、水資源を守り未来へつなげます。

◎高齢の農業従事者や新規就農者を支援し、農林水産業を守り未来につなげます。

◎地域の元気を発見し、情報発信に寄与。多様な業種の人たちとも共同し、文化・伝統を守り、地域経済の未来につなげます。

 この3つの約束を柱として、「食べる、触れる、香る」「自然に、人に優しいこと」をテーマにモノづくりを行っていきます。
 農林業や製造業などでは、育てる過程やモノづくりの過程で廃棄されるものも少なくありません。「捨てられるもの」をできるだけ新たな価値観でモノやサービスに活用し、放置された自然を再生し、自然と人が共存できる環境を整えることが、地域の豊かな未来につながっていくと考えます。 
 そして、そんなモノづくりやサービスを通して「地域の表情や人の温もり」までも一緒に感じられるブランドを目指していきたいと考えています。

ブランド名は、「SETOUCHI T&K HERB®」

 ブランド名の「SETOUCHI T&K HERB(せとうちT&Kハーブ)」は、エシカル・ハーブアイテム開発第一弾の地域資源「竹」の産地である広島県「竹原市」の「T」と、ハーブ抽出技術の第一人者「香寺ハーブ・ガーデン」の「K」の頭文字を組み合わせた「T&K」を冠した“せとうち”生まれのブランドとして立ち上がりました。

はじまりは「竹」をハーブとして活用したアイテムから

 スタートは2019年春、広島県竹原市の街のシンボルである「竹」をハーブとして活用した「せと・うさぎシリーズ」のハーブコスメ8アイテムから始まりました。
 せとシリーズは、2021年1月、サスティナブルコスメアワード2020(*1)で『「竹害」を「竹益」として活用した社会派コスメの代表』として評価され、ゴールド賞、審査員賞、ノミネート賞などを受賞。2022年4月には、ブルックリン・ビューティー・ファッション・ラボ(ニューヨーク)が主催した「OWN YOUR BEAUTYアワード2022」(*2)でブロンズ賞を受賞。エシカルなサスティナブルプロダクトとして国内外でその取り組みや製品を高く評価していただいています。
 2020年には、姫路市北西部の山に自生する「クロモジ」と、兵庫県加西市の里山で営むワイナリーで摘果される「ブドウ」もまるごと使い、クロモジとブドウそれぞれの素材が持つエモリメント成分を調合した「ゆめさきリーズ」を発表。このゆめさきシリーズもサスティナブルコスメアワードでノミネート賞を受賞しています。

頭からお肌、からだの内側まで、からだ全体のウエルネス

 せとうちT&Kハーブはコスメプロダクトのブランドに見えますが、私たちが提供したいアイテムは、自然の恵みを活用し、からだを整え暮らし全体を豊かにするためのアイテムを提供することです。フェイスケアなどのコスメ領域に加えてからだ全体のウエルネスを考えた、「身体を内側から整える」ブレンド・ハーブティやクッキー、ラスク。石鹸シャンプーの一般的に言われる「泡立ちが良くない、キシミ」といった課題を自然由来の素材と技術で改善した「モーニングシャンプー、イブニングシャンプー」も開発。オーガニックや自然由来の製品を愛する人たちのために暮らしに必要なアイテムを開発し、今では40を超えるアイテム数となりました(2023年1月現在)。

「食べる、触れる、香る」暮らし全体のウエルネス

 2021年秋には、二十四節気の暦に合わせた日本の四季折々の情景と香りを楽しめるブレンドエッセンシャルオイル「TOKI-ORI®(とき・おり)」が誕生。香りは、脳への刺激、肺から血流にのってダイレクトにからだを整えてくれるアイテムで、より豊かな生活を送っていただけるよう日本産素材にこだわった香りアイテムです。「TOKI-ORI®」が完成したことで、せとうちT&Kハーブが考える「食べる、触れる、香る」の3つのテーマ、そして「お肌・ハンド・ボディ&ヘア・こころ・身体の内」のケアアイテムが揃い、全てにわたって、エシカルなウエルネスアイテムをお届けできるようになりました。

*1:サスティナブルコスメアワード

 環境省の森里川海アンバサダーでもあるアクティビストチームMOTHER EARTHが主催する「人にも地球にもやさしいコスメ」を表彰するアワードです。 (公財)日本環境協会エコマーク事務局の協力の下で策定されたSDGs視点をベースとした評価基準をもとに、成分をはじめ原料生産・製造・販売・流通・消費・廃棄といったあらゆるプロセスを含めた製品のライフサイクル全体を通じて評価・審査・表彰することで、コスメのサスティナビリティを推進しています。

*2:BBFL OWN YOUR BEAUTYアワード2022

 品の優劣を競う制度ではなく、日米のビューティー・ウェルネス商品を多くの人に広めることを目的に、世界の美と健康の発展を目指し、「地産地消・ローカルメイド」「高品質・小ロット生産」「天然成分・環境配慮」「ユニーク・最新技術」の4つのコンセプトからセレクト。「豊かな社会を実現」することをミッションとしたアワードです。